月刊アフタヌーンにて、夢野一子先生が連載されていた作品、
80年代作品で結構古いですが古本は容易に入手可能です。
破産してしまった財閥一家に婿養子に来てしまった主人公、
ボロイ借家で、プライド高高の家族たちと暮らします。
この没落財閥の面々が、この手のストーリでありがちな、
鼻持ちならない感じではなく、全然憎めないところが素敵です。
非常識だし、散財してしまうのだけど、
育ちの良さからにじみ出る気品があって、こういうキャラは少ないのでは?
後半、主人公は名家の再生のため、商売を始めます。
まあ上手くは行かないのだけど、ここらへんの下りはワクワクして読んだものです。
スペシャルドラマとしてテレビでもやっていたことがあるので、
意外と作品名に覚えのある方もいるのでは?
入手可能なうちに是非レディ コミにて一読を。